ミシンの下糸処理とは
ミシンの下糸処理は、縫い作業を行う際に非常に重要です。
下糸は、ミシンの縫い始めや縫い終わりに、上糸と組み合わせて縫い目を作りますが、糸が見えたり、見えなくなったりすることがあります。
ミシンの下糸は、ボビン(下糸を巻く部分)に糸を正しくセットを行います。
ボビンに均等になるように糸をしっかり巻きつけたものを、ボビンケースに入れて、ミシンにセットします。下糸を糸ガイドに通し、ミシンの下糸を通します。ミシンを使う際は、最初に下糸を引き出す必要があります。
下糸のセットが終わったら、上糸をセットします。ミシンの針を下げて、再び上がることで、下糸が上糸と絡まり、下糸が引き出されます。この動作を「糸を引き出す」と言います。上糸の糸端を手で引っ張り、下糸がしっかり出ていることを確認します。
ミシンを使用して縫い終わった後は、下糸処理をしないと、糸がほつれたり、縫い目が解けたりすることがありますが、下糸処理を適切に行うことで、縫い目をしっかりと固定することができます。
縫い終わったら、上糸と下糸を数センチ引き出してから糸を切ります。
必要に応じて、糸の端を結んで固定したり、縫い目の端をバックステッチで止めたりします。
ミシンの下糸処理は、縫い作業をスムーズに進めるために非常に重要です。下糸のセット、糸の引き出し、テンションの調整、縫い終わりの処理など、正しい方法で下糸を処理することによって、きれいで落ち着いた縫い目を作ることができます。